最近、子供と遊びに行った帰りに外食する事が多くなり、なかなか小田原のレストランに行けない日々が続いています。
そんな中ですが、久しぶりにマティエールエフさんへ行ってきました。
ラ マティエール エフ（la matiere f)
マティエールエフ いわずと知れた小田原にあるフレンチの名店です。
そういえば、ちょうど一年前に北海道にいるミシュランシェフとのコラボフェアーがありました。月日が経つのは早いものです。
今回の白のグラスワインは甲州のワインでした。
なかなか料理ともよく合い美味しかったです。
甘エビとパプリカのムース、とうきびのリエット、北海道産うに
左はパプリカのムースに甘エビ、甘エビのジュレを乗せたもの。
パプリカの甘味と、甘エビの甘みが融合してとてもいいです。
とうきびのリエットもスモークされていてかなり美味しいです。
初夏らしい一皿です。
うには甘エビにのせていただきました。
パンは春小麦のバケットと春ゆたかを使用した自家製パン。
甘味ある自家製パンはかなり美味しい。
小田原産サザエとアジ 原木椎茸のベニエ
小田原さんサザエとアジ、椎茸をつみれ状にしてあげた一皿。
ふわふわのベニエは、中を割るとアジと椎茸のいい香りがします。
熱海のイノシシのパイ包み、フォアブラのムース、ルバーブのコンポートとキャベツのピクルス
美濃井シェフはパイ包みが上手なんですよね。そんなスペシャリティをいただける一皿です。熟成しうまみがすごいイノシシのパテに甘酸っぱいルバーブのコンポート、さっぱりといただけるキャベツのピクルスがとてもよく合います。
北海道産アスパラガス ブルーチーズソース
今年最後のアスパラガスです。根の部分は湯であげで、先端部はソテーされています。甘味と食感がいいアスパラガスをペッパー効いたソースでいただきます。
特に先端部の柔らかいソテーがいいですね。
小田原産新じゃがの冷製スープ 洞爺湖和牛のコンソメのジュレとイタリア産サマートリュフ
濃厚な新じゃがの冷製スープにコンソメとサマートリュフの香りがいいスープ料理です。サマートリュフの香りと食感がこの新じゃがにスープのうまみを増してくれて、とってもいいです。
真鯛のしゃぶしゃぶ 魚介出汁のサフランスープ ポルチーニ茸のフラン
今回のコースのベスト料理、真鯛のしゃぶしゃぶです。
皮の薄い鯛を軽く茹で、魚の出汁のサフランスープ、ポルチーニのフランでいただきます。まずは食感のバランスが絶妙でしたね。フランよりやや存在感ある鯛、ただし、フランの食感を崩壊させない絶妙な柔らかさなのです。サフランのスープとポルチーニの香り、枝豆の濃厚なうまみが三位一体となった、とっても美味しい一皿でした。
絶妙な食感だと思いました。
上に添えられる豆もいい仕事をします。
フランスランド産のカナール鴨のソテー マデラ酒ソース 根セロリのピューレとほうき茸
こちらは肉厚のカナール鴨のマデラ酒ソースです、これもとっても美味しい一皿でした。肉厚で嫌な臭いなど全くない旨味たっぷりの鴨と濃厚なマデラ酒ソースのクラシックな一皿。上に添えられているほうき茸の食感もよくこの料理を引き立てています。
ほうき茸がいい仕事をしていました。
しっとりとしたいい鴨肉だったと思います。
夕張メロンのジュース ペルノワインの寒天
夕張メロンのジュースにさっぱりとしたペルノワインの寒天を合わせたとても贅沢な一皿。夕張メロンのすがすがしい香りとペルノワインの寒天がとってもいいです。
バナナのシブースト 小田原梅のアイス
最後のデザートはバナナ風味のシブーストです。
滑らかな口触りとカラメルの苦み、バナナの甘味が心地いいシブーストです。付け合わせは小田原の梅を使用した爽やかなソルベで全体のアクセントとなります。
最後はコーヒーとお茶菓子でコースは終了。
今回も素晴らしいコースだったと思います。
（感想）
6500円のコースにグラス白2杯、赤1杯飲んでだいたい9700円ぐらい。
今回は、甘エビとパプリカの前菜、真鯛のシャブシャブ、しっとりと焼かれた鴨がとてもいいディナーでした。
夏も始まり、冬よりフレンチを食べるモチベーションも下がるかもしれませんが、夏は夏なりに酸味を利かした料理もあり、とてもいいものです。
やっぱりマティエールエルはとってもいいですね。
おすすめです。
ラ マティエール エフ
http://www.odawaramatiere.com/
TEL 0465-24-5512
神奈川県小田原市城山4-1-11
営業時間
ランチ11:30～14:00
ディナー18:00～20:30
定休日
水曜日(不定休あり)
