【フレンチ ディナー】俺のフレンチ Table Taku@新橋

フレンチ
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東京で夜ご飯どうしようかな?と考えたとき、ふと「俺の。。。」の店が頭をよぎりました。

原価率60% 、 業界の革命児 、立ち食いのフレンチ 等々よくも悪くも話題になった店ですね。

今では俺のシリーズはフレンチにとどまらず、イタリアン、割烹等々22店舗。

全く興味がなかったのですが、食わず嫌いもどうかと思い行ってみることに。

目指すは俺のフレンチ 銀座 だったのですが、地図を読み間違い 着いたのは「俺のフレンチ Table Taku」。
間違ってしまったガーン

俺のフレンチ Table Taku 新橋にある俺のフレンチ Table Taku は「和フレンチ」、「音楽を聴きながら (チャージ300円)」をコンセプトにしています。

新橋から歩いて5分ぐらい。2Fにあるのですが、入り口はビルの端の小さな出入り口。
1Fは全く別のイタリアンです。
自分は最初間違ってしまいました。スイマセンあせる

混雑情報ですが、15:55に到着して 待っている人は大体30人ぐらい。16:15らいまでに入ると、待たずに入れそうです
(ちなみに、17時には約10人ほどの列。入店に30分ぐらい待つかな)
 

階段を登ると、スタッフが人数を聞いてきますので、告げて入店。

入り口はこんな感じです。
 

メニュー
 

アミューズ 2種類のマドレーヌ

片方はチーズ味、もう一方は忘れました。
まあ、まずまず。

俺の白 シャルドネ 辛口 800円

説明文には蜂蜜のようなエレガントなバランスと豊かで深い味わいと書いています。

シャルドネらしくないとっても甘いワインでしたが、僕は好きな味のワインでしたね。
甲殻類のソースと良く合いそう。
 

生ウニのエスプーマ オマール海老とキャビアのジュレ

ウニの味がするエスプーマ、わずかに生うに、コンソメのジュレにはオマール海老、キャビア、その間に、フローズントマトがある構成。エスプーマからはウニの味、ジュレからはオマールの味がするが、いかんせん大味。
キャビアが入っていると説明をうけるが、キャビアは単品取り出し食べても味が感じられない。
一方、あまり説明のないトマトはすごい個性。
ウニの個性、オマール海老の風味を楽しみたいが、いつもトマトが邪魔してしまう。
隣の人は「うまい」とうなっていたので、自分はおとなしく2分で完食。
大味をどう判断するかで、うまいかそこそこで判断が分かれる料理ですね。
自分はまずまず。

 

生うにエスプーマ②
 

生うにエスプーマ③

このトマトがすごい個性をだす。
 

ここでワインを ゲヴュルツ トラミネール 800円へ変更。
めちゃめちゃ甘いです。。。ガーン 
俺の白ぐらいがちょうどいいかもね。

さて、二品目は

ラングスティーヌのカネロニ仕立て フォアグラトリュフのソース 980円

ラングスティーンは美味しいですよね。大好きな食材なので注文。
出てきたのはカネロニパスタに巻かれたラングスティーン。
横にはちりめんキャベツが添えられています。

ラングスティーンの食感以上にのびすぎたカネロニ、ソースを絡めるのには役立ちますが、やっぱり食感が気になります。
ソースはフォアグラと書いていましたが、トリュフ風味のビスクソースに思えました。

ラングスティーンの甘みとトリュフの風味、ちりめんキャベツの風味をあわせて食べると美味しかったですが、カネロニの食感がやっぱり気になる一皿でした。

ラングスティーヌ②

岩手産短角牛とフォアグラのロッシニー 五重の塔 1580円  五重の塔はてなマーク
最後はロッシーニをいただきました。
しかしメニュー表には五重塔と言う不思議な言葉が。。。。

なんと、ロッシーニの上に目玉焼きが乗っていました得意げ

ソース、米、牛肉、フォアグラ、目玉焼き。。。。なんだこれはロコモコか??

目玉焼きの上にはフォアグラのフローズンパウダーがかかっているそうです。

 

ロッシーニ 角度を変えて
 

目玉焼き。。。。しかも半熟にしている。

やっぱりロコモコなのかなはてなマーク
 

肉を切ると、あらミンチとは言いませんが、1cmぐらいに切られた肉でした。

焼き加減はミディアムレアのみしか指定できません。

熱伝達の悪い牛肉をミンチにする事で空気層が入りさらに熱を伝わりにくくする。
そのため、外はこれでもかと言うぐらい火を入れなくてはならず、表面はカチカチになる。
これでやっと中がミディアムレアなのかと。。。と一人で納得。

フォアグラはあまりいいもの使ってませんね。。。それとも、ここ2年キャスタンのフォアグラばっかりを食べていたので、自分が麻痺してるのかな??
これは好き嫌いがでそうなフォアグラだなーと思います。
うちの妻が食べたら、拒否する若干癖が残るフォアグラでした。
 
自分の中では、これはロコモコ。

最後は半熟卵を絡めてロコモコとしていただきましたビックリマーク
 

(感想)  上記を食べて、さらにミュージックチャージ(300円)、テーブルチャージ(300円)で6523円。

16:15に入店し17:00前には店をでる。
今回の客の中で一番遅く入り、一番早く出て行きました!!

 味は美味しいですよ。これを食べてフレンチって美味しいな~って思えるとすごくいいことだと思う。
立って食べるのだって、席が狭いのだって、気の置けない仲間との食事には何の問題もない。
そういうのって事前に情報も開示されているしね。
ただ、ちょっと大味かな。フレンチ独特の食材が合わさることで表現できる深みはないですね。
それ故、「シェ松尾・松濤レストランのアラカルトで1万5000円で提供されていた牛フィレ肉のロッシーニが、『俺のフレンチ GINZA』では、ボリュームアップした上で1280円で提供されている」って言うようような情報を元にこの店を訪れると、すごくがっかりすると思う。
まあ、どんなにコストカットしたって価格1/10になるにはそれなりに材料のクオリティーを落とさないといけないのは誰が考えても分かるもの。
伝える方も誇張表現をしない、受け止める方が賢くなることが必要だと思いますね。

 この店を寿司で例えると高めの回転すし。
どんなに回転すしののクオリティーが上がっても、本物のすし屋には絶対にかなわないと思う。それは、ネタだったり、香りだったり、シャリとネタの一体感、作り手の個性、雰囲気だったり、日本人は良く寿司を知っているから、どんなに回転寿司に満足しても、いずれは握ってもらうすし屋に行きたいという憧れを持つ。
フレンチでも同じだと思う。こういう形態のお店は、魂の入ったフレンチには絶対にかなわない。
そういう事を十分踏まえたうえで、こういうお店を使うならいいんじゃないかなって思います。

これだけを食べて「フォアグラはまずい、キャビアは味がない、シャラン鴨は。。。」とは語るような状況が生まれると最悪ですね。
そんな状況にならず、こういう店をきっかけにビストロ、レストラン、グランメゾンなんでもいいから魂がこめられたフレンチのお店に行くきっかけになり、さらに日本の食文化が豊かになる事を期待したいと思います。


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