やっと訪れることができた祇園MAVO
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祇園MAVOディナー(2015年 3月)
いつもですが子供の面倒を見てくれ、こころよく旅行に行かせてくれる妻に本当に感謝です!
西村シェフの最後のディナーを食べたのが約半年前、ここ数年、こんなに西村シェフの料理を食べない事なかったから、「食べたい」って衝動がものすごく、都合がついたらさっそく予約の電話。。
やっと念願が適いました。
しかし、土日の京都ってすごいですね。
特にイベントがあるわけでもないのに、ホテルはどこも満室。
ホテルや周辺状況の予約を視野に入れながら、予定って組むものですねw
まあ、それだけ我慢できなかったという事で。。。
いつもつまらない前置きが長いと言われますので、
さっそく本題に入ります。
1200年の歴史を持つ京都。
しかも、祇園という日本で他に例える事のできない唯一無二な土地に勝負を挑んだ西村シェフ。
それだけの覚悟を決めて作り上げたお店はほんとすごかった!!!
至る所に半端じゃないこだわりがあり、半端じゃないセンスをもっているシェフだから
半端じゃない世界が祇園MAVOにはありました。
料理も写真を見直すと、小田原でもいただいた事がある料理もあるのですが、
食べた感想は全く別物。
フレンチと京都のもつ伝統が融合された料理、それは今の世界が目指す最高の料理の姿かと思います。
またまた前置きが長くなりましたので、早速本題に入ります。
祇園MAVO
やっと伺うことができました。八坂神社から歩くこと1,2分。舞風館一階にMAVOはあります。
早めに伺い、他のゲストがいない時に店内を撮らせてもらいました。
暖色のライトの店内は温かみがあり、テーブル、椅子の木の温もりともとってもよく調和しています。
この椅子ほんとうに座り心地がよかった!!
もう一卓
マティエールのときカウンターにあったフランク・ロイド・ライト タリアセンが巨大化していました!実に温かみのあるタリアセンです。
テーブルセットはこんな感じ。置かれているもの一つ一つにこだわりがあります。
辻利の冷茶
暑い京都。こういう美味しいお茶からスタートいいですね!
祇園辻利御薄
辻利の抹茶。
濃厚な味わいとクリーミーな口当たり、実に美味しい!
京都だな~ってホット一息。
はじまりは卵~
マティエール時代から続く始まりは卵から。
今回は65℃で加熱されたとろとろの卵にいくら、ほんのり醤油の香りがする泡でいただきます。
ただ、それだけじゃないんです。名前は失念しましたが、全体をやさしく包み込む香りが。
一口食べたとたん「そうそう、これだ!」っていう興奮を覚えました。
中はこんな感じ。口に入れた時の卵の一体感。ほんといいです。
青森五所川原林檎とキントア豚
初めてキントア豚をいただいたのは約2年前。脂の上品な甘さに感動したものです。
今回はスパイス香るキントア豚。上の五所川原林檎がアクセントとなりこれもとっても美味しいです。
あと温度、キントア豚の脂が融解するかどうかの絶妙な温度。やっぱりシェフの温度感覚すごいな~
佐々木酒造酒粕とフォアグラ
佐々木酒造さんからいただいた、ぷりっぷりの酒粕につけたフォアグラをテリーヌにしたものと酒粕のソルベ。
キャスタンの上質なフォアグラと酒粕の相性はめちゃめちゃいい!なんともいえない発酵感、フレッシュなフォアグラ、これも小田原でいただいた事あるが、なんか次元が違うというか、すごい進化。
このフォアグラが食べたかったのです!
フォアグラのテリーヌ 美しい!
ほんとなんてうまいんだろう。
食べていると自然と微笑んでしまします。
BOYAFARM 子羊のアシェット 冷製
手前からレバーのムース、パテ、煮こごりです。これがねー、どれもすごいんです。
自分は羊が苦手と公言しています。
2回ほど連続で臭みのあるぐにゃぐにゃした羊を食べて以来苦手となってしまいました。
それが、この子羊すごい!羊のいやな部分はまったくなく、うまみを強く残しながら羊らしいいい香りは残っている。
これを食べたら羊恐怖症卒業です!
本当にうまいんですよね~
BOYAFARM 子羊のアシェット 温製
次もBOYAFARMの子羊です。
左から横隔膜、バラと黒オリーブ、トリッパのトマト煮込みだったと思います。
あんなに苦手といっていた羊なののに、なんて美味しいんだ。。。。。
特にバラと黒オリーブは脂の甘みが黒オリーブと合わさって。。。。すごい!
各部位のアップ
トリッパも子羊のいい香りがトマトとすごいあうんです。
すりながし : 名残と今
ホワイトパール(とうもろこし)の上にはサマートリュフが。
ほのかに香るサマートリュフのいい香りとホワイトパールの強い甘み。
どうしてこんなに濃厚で美味しくできるの??と思ってしまう一品。
ホワイトパールは一部ソルベ状になっている部分もあり、これのおかげで口に入れたときトリュフの食感とも喧嘩しない。さすがです。
ほんのりと香る いい香りです。
稚鮎の遡上(八月現在)
琵琶湖の稚鮎です。まさに遡上しているような美しい一皿。
ミョウガをはじめとする日本の香草が稚鮎を色飾っています。
この料理は和食??いえいえ食べるとやっぱりフレンチ。
これぞ仏(ほとけ)料理ですね!
稚鮎のほろ苦さがすごくいい。
三重舌平目のヴァプールモンサンミッシェルムール貝のファルシ
仏料理のあとは、ザ クラシックの魚料理です。
モンサンミッシェルのムール貝からでる濃厚なソースとやわらかい舌平目。
なんてすごい組み合わせだ。。。
とにかく美味しい。本当に美味しい。とにかく美味しいんです!!!!
毎日食べたい。。。
本当に美味しい!!
ブルーベリー酢とライチ
お肉の前にリセット。
ブルベリー酢が爽やかに口をリセットしてくれます。
いよいよ肉料理。
ここでLAGUIOLEがセット。
お手拭がばっちり入っているだめさが、自分の写真の力量をあらわしていますw
岩手吊るし熟成短角牛トモエサンカクのストレスレス
熟成短角牛の上にはキャビアとネギが。
塩分はキャビアから、短角牛の旨味をネギが引き立てる。
なんて旨味がある肉なんでしょう。
この旨味のある肉にはこういう食べ方いいですね。
お肉がね。。。ほんといいですよ。。!
フランスラカン産小鳩のロティー シンプルなジュー
羊以外に苦手なものがあった。それはピジョンw
しかし、この小鳩。。。。うまい!
本当にいい小鳩。
結局うまくて骨までしゃぶっている自分がいましたw
これで小鳩苦手も卒業です!
fromages@euro art
目黒ユーロアールのフロマージュ。
手前からトリュフベール、右奥ロックフォール、左奥ウォッシュタイプ(名前失念)。
そういえば、5年ぐらい前はマダムに「ウォッシュタイプは苦手です」と言っていたような。。。
今では一番好き!次に苦手だったロックフォールも好き!
赤といただくフロマージュはなんともいえない幸せな気分に。
羊乳のクレムダンジュとバニラアイス”北海道池田町の景色”
濃厚な羊乳のバニラにクリーム。
これにラベンダーのエキスをかけていただきます。
やっぱりこういう濃厚な〆っていいですね。
半分はそのままで、半分はラベンダーをかけていただきました。
どっちもすごいです。
最後は
珈琲@萌季節屋”満点の輝き”とプティフール
今回一番若いスタッフが入れてくれたのですが、コクの中に主張しすぎないけど、しっかり分かる酸味がある珈琲、めちゃめちゃうまかったです!
今までで一番美味しい珈琲じゃないかな?
プティフールはどれもクオリティー高いです。
上の段の砂のようなものは和三盆庭園風になっています。珈琲に入れてもよいです。
本当にすべてにおいてクォリティーが半端じゃないです。
これで今回のディナーは終了。
本当にすごい内容のディナーでした。
今回も未だにディナーの余韻に浸っています。
やっぱり西村シェフすごいわ。
祇園MAVOは決してラ マティエールの延長線にあるものではなく、西村シェフと京都祇園が
シナジーを起こし何か二つか三つ飛び越えた所にスタート地点があるように思います。
この日本でも特別な場所で、さらにさらに進化していくのが本当に楽しみでなりません。
いつの日が、家族全員で祇園MAVOに伺い、人生最高のディナーを完成させる事を楽しみに「これからも頑張ろう!!」って思える本当に素敵な夜でした。
本当にありがとうございます!
祇園MAVO (ギオンマヴォ)
TEL 075-708-6988
予約受付時間(完全予約制)
9:00-11:30、15:00-18:00、22:00以降
住所:京都府京都市東山区下河原通上弁天町440 舞風館 1F
営業時間
12:00~ 18:30~
定休日:火曜日
HP
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